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2010/08/14

診断結果

メイジュラママの独り言。

メイが旅立って2週間が経った。
気を張っていたのかもしれないが、お葬式以後には止まっていた涙が数日前から急に止まらなくなった。

ジュラの時に言って貰った「泣きたいだけ泣けくのがいいんだよ。涙には浄化作用があるから」って言葉を思い出した。
メイの死を受け入れる準備が出来たのかもしれない。

そして昨日、開腹した時にメイの小腸からとった組織の病理検査の報告書が届いた。

診断結果:「ウィルス感染を疑う」

長い所見があったが、それは可能性をひとつずつ潰していったもので、腫瘍や細菌、パルボウィルスなどの可能性はないとの事だった。

コメントとして、「ロタウィルスをはじめとした、粘膜表層部を主な感染部位としたウィルス感染にみられる組織像といえますが、ウィルス封入体が確認されるなどといった、明らかな証拠はありません」とした上で、
「全身的な免疫機能の低下を背景に、ウィルス感染から、急激な出血性腸炎および腹膜炎へと発展し、急速な経過をとってしまったものと思われます。」と結ばれている。

どんなウィルスなのか、それが真の原因だったのかは曖昧なまま。(伝染性のものではないとの事です)。

免疫機能の低下については裏付けはなく、年齢によるものなどの推測からきているし、素因として元々あったのかもしれない、と先生に説明された。

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死亡してしまった後の病理検査については、ジューンや他の子の体にも影響する原因があったとしたら、の不安があったので私から先生に申し出たのだが、先生は元気に来院したメイが弱っていくのを救えなかった事、次にメイのような急激な症状悪化の子を前にした時に救える道を探すため、との思いがあるため、病院から出させてくれと言って手配してくれた。

さらに治療費に関して、投与した血漿やステロイドなどの薬剤をはじめ、夜を徹しての治療にかかった費用は一切請求してくれなかった。
最初から最後まで誠心誠意、手を尽くしてくれた先生に深く感謝している。

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最後に、このブログを見て心配してくれていた方々に、メイがどんな経過だったかを報告として書き記そうと思う。

異変の始まりは7月29日木曜日夜。夕方の散歩で便が少しだけ緩かった。
夕飯は馬肉。夜中近くなってこれを吐いた。
メイ自身はいたって元気。しかし夜中に下痢便を出したため、金曜日の朝に病院に連れていった。

“この所、暑さのせいかこんな風に体調を崩す子が多い”と先生は言い、吐き気止めと健腸剤と腸にいいというドライフードを貰って帰る。
この間もメイはいつもと変わらず元気で、診察室でも「おやつよこしなさいよ!」と先生にねだりまくっていた。

午後から私は仕事に行き、この日から夏休みをとっていたタンが家でメイジューンと一緒にいた。
そしてメイはまた吐き、下痢をした。
夕方また病院に行き、今度は皮下注射をして、皮下点滴を投与。
メイがだるそうになってきた。

食欲がないが、病院の指示の通り、貰ったc/d缶を少しだけ無理やり口に入れた。メイはそれは吐きだすことなくされるがままだった。
夜中になりメイの水様便がひどくなり、何度か苦しそうに嘔吐。朝を待って、また病院に運んだ。

この時点で血液検査(一般、CBC、電解質)をお願いする。糞便パルボウィルス検査なども併せて行った。
午後になって結果が出たが、数値は全て正常値だ。高めのものもない。
しかし下痢が止まらず、ぐったりしているメイの様子がどうにもおかしいため、何かを誤飲した可能性を考え始めてレントゲンを撮る事にした。
画像では小腸の一部がかなり太くなっているが見てとれた。はっきりした異物は写っていないが布状のソックスのようなものが詰まっているように見える。
まさかメイがそんなものをと思うのだが、何かが巻きついて詰まった可能性がゼロとは言い切れない。
バリウムを入れながら再度撮影。そのバリウムが途中から流れなくなってしまい、この時点で腸で何かが詰まっていると判断、閉院後の夜7時から開腹手術を行う事になった。
基礎体力には自信のあるメイだったら大丈夫・・・この時はそう信じていた。

家で待機していると夜9時過ぎに電話が来た。
「腸に異物は何もありません。ただ、腸に点状の出血が無数に見られ、黄疸をおこしている箇所もあります」と言われる。原因はわからないままだが、かなり重篤な腸の状態に先生は動揺を隠せない。
タンと駆けつけて、麻酔から覚めたメイを励ます。
他の病院から血漿が届けられ、2人の医師によりステロイド、輸液とともにメイの体内に流しこむ治療が始まった。血漿を入れた事により、必ず回復すると励まされる。

メイの容態も落ち着いてきたので、医師は自分がついているから、私達はいったん家に帰って仮眠を取るように促された。11時半頃だった。

この後に生涯忘れない事が起きた。
私が家のベッドに寝ころんでウトウトしたこの時間に、メイが自ら我が家に帰って来たのだ。
くっつけたタンと私のベッドの間、メイが寝る時の定位置、そこに私ははっきりとメイの姿を見た。
愛用していた7seasのパステルカラーのボーダーTシャツを着て丸くなって寝ている。
驚いて何度も目をこらすと、それはジューンに姿を変えたのだが、間違いなくこの時、メイの魂は私達と一緒に住む家に帰ってきたのだと思う。
ジューンの体にメイが入り込んだ瞬間だったかもしれない。

電話が鳴ったのが午前3時。
メイの意識がはっきりしなくなってきたという。
また駆けつけ、横たわるメイに対して大好きなボールやディスクを振り回しながらひたすら撫で、声をかけ続けた。車に積んであったドッグベッドの上に寝かせた。
脳波、心電図、血圧は安定しているのだが、どうしても下血が止まらない。ステロイドがなんとか効いてくれ、点滴で体力が回復してくれないかと願うだけの、静かな闘いの時間だった。

夜を徹して治療は続いたが、朝8時半過ぎ、メイの心臓は静かに止まろうとしていた。
2名の医師と看護師により必死の救命措置が行われたが、8時40分・・・メイは逝ってしまった。

「もっと遊びを加減してあげてればよかった」
「かえってストレスが溜まってたよ」
「開腹したせいで体力を奪ってしまった」
「それで良くなったかもしれない、その時点ではそれがベストの判断だった。開腹したから腸が原因だった事がわかったんだし」
私が嘆き、タンがそれを否定する。そんな日々が続いた。

でもやはり張り切り過ぎをコントロールしてあげなかった事で、感染に打ち勝つ体を作ってあげられていなかった結果を、もっともっと生きていきたかったメイに対しての責任を、私は負わなければならない。

こんな日々の中、ジューンがなによりの慰めを私達にくれている。まだまだ幼いこの子に深く感謝したい。

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コメント

イギリスでダイアナ妃が不幸の死を遂げた時、イギリス国民は涙に暮れたんだけど、その結果、うつ病患者の人数が減った、という事実が有るらしいです。

突然、こんな入り方すると場違いなんだけど、そのニュースを聞いた時に、「涙を流す」という行為は、涙と一緒に色々な心の闇を流す行為でも有るのだということを知りました。
私は幸いにもまだ、愛犬の死には直面していないけど、父を亡くした時にはものすごく泣きました。後悔もたくさんしたし、どんなに願っても叶わない現実が有る、ということを身をもって知った時でした。

MAYちゃんのあまりにも突然過ぎる死という事実は、メイジュラ家一同にとって、きっと消化するのにとても時間がかかることだろうと思います。
それでも、いつか、時の経過によって、メイちゃんとの楽しかった思い出の日々を笑顔でお話出来る日が来ると思います。
「時間」しか、もろもろのもやもやを解決出来ないと思います。
その間、とっても辛いと思うけど、どうか、明るく元気だったメイちゃんが心配しないよう、前向いて頑張ってください。

投稿: Geminiママ | 2010/08/14 21:13

何度も読み返したけど涙が出るばかりだけど、勇気を振り絞ってメイママが記述してくれたこの記録は非常に私たちには貴重なものです。
我々は学び、そして感謝し、感じるのです。
そうメイちゃんの星は天空に輝き、いつも笑顔でタンやママやジューン、多くのワン達を見守るでしょう。

投稿: ぽっきーぱぱ | 2010/08/14 22:36

メイママ、こんばんは。

そうっか!!
ママは自分を責めちゃだめだよ。
メイが一番心配するからね。
教訓になるね。今日、ももじは涼しい所
からこの猛暑に帰ってきたので早速
夏バテ。(20℃ない所から35℃じゃね)
先生に診てもらいました。
薬を貰ってきたよ。
でも病院食の缶詰を食べて大丈夫そうなので
心配しないでね。

投稿: ももじ | 2010/08/15 21:45

先日ビリーままから聞きました。
あの元気いっぱいのメイちゃんが。。
驚きました。。聞きながら泣きそうでした。
このブログを読んでいたら、もうだめです。涙が。
胸が詰まります。

メイちゃん、とても幸せな一生だったね。
お別れは悲しいけれど、天使になってメイママを見守っているよ。
でも、泣いちゃう毎日だよね、きっと、メイママ。
ゆっくりゆっくり心を回復させてね。

投稿: 雑種のももかーちゃん | 2010/08/15 22:59

★Geminiママ
ありがとうございます。父上のお話もして下さって、申し訳ない。感謝します。
今は嘆く時間も泣く時間も、すべて含めてメイとの日々の続きだと思って過ごしています。
頑張ります。

投稿: メイジュラママ | 2010/08/15 23:53

★ぽっきーぱぱ
どうもありがとうございます。
人に読んでいただくようなものではないのはわかってますが、読んで下さってどうもありがとうございました。
メイといえばあの元気印な子だったと、どうか覚えていてやって下さいね。

投稿: メイジュラママ | 2010/08/16 00:02

★ももじママ
今日は特に暑くて、ももじの体もびっくりしちゃうよね。もうすぐ涼しくなると思うから、大事に頑張って下さい。
なにかと説教してくれるメイが傍らにいてくれないのはどうにも辛いですが、何に対しても前向きだったメイに恥じぬよう頑張ります。どうもありがとう。

投稿: メイジュラママ | 2010/08/16 00:06

★ももかーちゃん
驚かせちゃったよね。ごめんね。
ももちゃんの齢まで頑張れなかったのが残念です。
メイの分もこれからもマイペースで頑張ってくれるよね、ももちゃんは。
メイ、ジュラ、ももちゃん。公園を走りまわったあの日々が懐かしいです。夜中の公園でも何度もパパさんと一緒になりました。雪の日とかにもね。
今まで、本当にどうもありがとうございました。

投稿: メイジュラママ | 2010/08/16 00:16

久しぶりにお邪魔してみたら・・・あまりの突然の出来事に驚いています。
こんな事もあるのですね。老犬の域に入っているとはいえ、メイちゃんに至ってはまだまだ元気な姿を見せてくれると思っていました。

メイちゃんとは山中湖での1回しか会えなかったけれど、あの時もフラットまみれの中で膝の上に座って、本当に「私がメイよ」と言わんばかりの貫禄だった事を思い出します。
初対面の私にも簡単に膝に座って「撫でていいわよ」と言ってくれたっけ。ペロぺロって甘えてくるんじゃなくて甘えさせてくれるタイプでしたね。あの出来事ははっきりと覚えています。可愛かったなぁ。

突然だからこそ、後でジワジワとやってくる悲しみもあると思います。辛いと思いますが、焦らず乗りきって下さい。

投稿: NORI | 2010/08/18 23:45

★NORIさん
NORIさんの膝の上のメイ、まさにそれがメイそのものです。覚えていてくれて本当にどうもありがとうございます。

フラットをはじめとする大型犬の中にまみれて過ごしたせいか、自分の事を「ちょっと他の子より小さいだけ」の大型犬としか思ってなくて負けず嫌いだったなぁ。

老年の域に入っていって、メイはきっと元気なボケ老犬になるだろうとしか想像していませんでした。最近は「老犬との生活」なんてブログを見つけてはブックマークし始めていたし。

ぐるぐるといろんな思いが頭の中を駆け巡って、最後には「でもそのメイを逝かせてしまった」現実に立ちすくみます。大変な事はたくさんあるだろうけど、私達一緒の老犬生活を送りたかった。

ラスタマ~ン!美味しく食べて、のんびり歩いて、いつまでもいつまでも長生きしてね!

投稿: メイジュラママ | 2010/08/19 23:27

こんにちは…

メイちゃんの事…ちょっと前に聞いて、信じられなかったんですが。
(やっとネットができる環境になって)HP読ませていただきました。
私も涙がぽろぽろ出て止まりません。

2004年だったかな…12月の平日のST連合でメイちゃんがクリーンしてゴールした瞬間を、私はゴールで見ていたんです…。
素晴らしい走りに感動したからはっきり覚えているんです。
2度昇格を決めた時だったのかな???その日が初めての出会いで、いつもいつも後を追うように私も頑張って来ました。

コーギーの星!ってみんなが言っていましたよね。

笑いいっぱいのママさんとのコンビがとっても素敵に映って見えていました。

メイちゃんと来年また一緒に本部走れると思っていたのに。
『コイ!!!』のコマンド聞かなかったのね…メイちゃん、だめじゃん!!

どうか、安らかに、心よりご冥福お祈り申し上げます…。

投稿: きんたろう | 2010/08/28 17:51

★きんたろうさん
どうもありがとうございます。
そうそう、2度昇格を決めたのがその日です。自分では忘れられない日ですが、それを見ていてくれて、そしてなにより覚えていて下さって、本当に私達は幸せものです。ありがとうございます。

トコちゃんとメイとワンツーで表彰台に上った北関東、北海道でトコちゃんと涙した事を聞いた事、復活、鮮やかなスピードで走り抜けるトコちゃんときんたろうさんのハンドリングを驚嘆して見ていました。
たくさんの一緒の思い出をどうもありがとう。
ファンファンとこれからも頑張って楽しんで!

投稿: メイジュラママ | 2010/08/28 22:51

未だに信じられない気持ちのまま、
かれこれ一月あまり経過して、恐る恐る開いてみました。頑張って書いたのね。・・・・
また、涙がこぼれてしまいました。

メイちゃんが枕元に・・・っていう話、亡くなった晩にも聞いたけれど、そういう事ってあるのね。
あれからもありますか?

でもきっと、いつでもそばに居ますね。
今もそばに・・・・。

ジューンがちゃんとイイ子にしてるかとか、
何か美味しい物もらってないかとか、
見張ってるわね。
メイちゃんのことだから・・・・

たくさんの思い出が、今は別れで辛いけれど涙がやがて笑顔に変わるまで・・・・。
ママ、タンさん、ジューン乗り越えてくださいね。

投稿: billyken mama | 2010/08/30 00:40

★billyken mama
本当に長い間メイを見てきてくれて、たくさんの楽しい時を一緒にいてくれて、本当にどうもありがとう。

メイはあれからは出てきてくれていないの。
きっと私がピリピリしているからかなぁ。
メイが隣にいないのに毎日朝日が昇り、日が沈んでいく事が信じられないよ…。もっともっと一緒にいられることになんの疑問も持ってなかった自分がどんなに愚かか。
どこに行っても何をしてもメイはいつも一緒だから、そんな日々を送ってきたから、これからもそうしていきます。

投稿: メイジュラママ | 2010/08/31 00:48

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